2026/07/16 06:06
こんにちは。『大人のteatime』編集部です。
日々のなかに、ふっと息を抜いて、ただそこにいるだけで心がじんわりと温かくなる「自分だけのお気に入りの場所」はありますか?
今回ご紹介するのは、まさに私たちが愛してやまない、ホッとできる一軒家カフェ。
宇部市東岐波の自然豊かな美しい森の中に、ひっそりと佇む『Lapislazuli(ラピスラズリ)』です。
前回の取材から少し時を経て、今回で2回目となるお伺い。
扉を開けた瞬間、まるで実家に帰ってきたかのように、変わらない笑顔で「お帰りなさい」と迎えてくれるご家族の姿がありました。
その温もりと優しさに、胸がいっぱいになる特別なひとときの始まりです。

絵本の世界へ迷い込む、心の浄化のプロローグ
民家がポツリポツリと点在する開けた場所から、少し離れた駐車場に車を停めて、お店へと歩みを進めます。
そこはまるで、幼い頃に読んだ絵本の1ページから飛び出してきたかのような世界。
愛情深く手入れされたイングリッシュガーデン、小鳥たちが羽を休める木の枝の巣箱……。
緑のトンネルをくぐりながら一歩ずつ進むうちに、日常の小さなトゲがすうっと溶けて、
心がきれいに浄化されていくのを感じます。
そして目の前に現れる、ナチュラルでどこか懐かしい白い一軒家。
お父様である敏博さんが自ら手がけたという内装や、手作りのテーブルやカウンターなどの温かみのある家具が、訪れる人を優しく出迎えてくれます。
店内にちりばめられた素敵な作家ものの雑貨やアクセサリーを眺めているだけで、時間を忘れてしまいそうです。
身体を想う「優しさ」が、美味しさの隠し味
『ラピスラズリ』のお料理とデザートをいただくと、その美味しさの奥から、なんとも言えない優しい安心感が広がります。
パスタを担当するお父様の敏博さんは、料理好きが高じて独学で研究を重ねた本格派。 お父様が作る「カルボナーラ」は、卵の代わりに豆乳と3種類のチーズを合わせた、お腹にも心にも優しい仕上がり。また「豆腐のミートドリア」も、ホワイトソースを小麦粉やバターではなく豆腐で再現しており、クリーミーでなめらかなコクに驚かされます。
そして、お母様の高子さんと、娘の有希さんが手がけるデザートたち。
マクロビオティックを学ばれた経験を持つ有希さんだからこそ、使う素材は「身体にやさしく、自然治癒力を高めるもの」が主軸となっています。
取材日にいただいた、自然の恵みを大切に作られたシフォンが入った「カップショートケーキ」。
一口食べると、やわらかな甘さと素材そのもののピュアな美味しさが体中にしみわたり、内側から健やかになっていくような幸せに満たされます。
家族の歴史が紡ぐ、贅沢な「多幸感」に身を委ねて
営業日は月に5〜6日と、とても密やかで限られたオープン。
それでも、インスタグラムでお知らせがアップされると瞬く間に予約で埋まってしまうのは、
この家族がもてなす空間でしか得られない「目に見えない優しさ」を、誰もが心から求めているからではないでしょうか。
お父様が作った家具に腰掛け、お母様と有希さんが淹れてくれるお茶を飲み、家族が大切に紡いできた日々の記憶にそっと寄り添う。
『ラピスラズリ』という優しい青色をまとったこの場所は、ただのカフェではなく、慌ただしい現代を生きる私たちの心をそっと包み、整えてくれる温かい sanctuary(聖域)なのです。
「ただいま」と、またこの優しさに逢いに帰ってこよう。
心からそう思える、大切な私のお気に入りです。
